コンセプト
- 高校の英語学習は、まず「英語の語順のルール」から!
英語の学習には会話を除けば、大きく英文法と英文解釈の2つの分野があります。この2つの分野を別々に学習する上で土台となるのは「英語の語順のルール」です。中学までの学習で馴れることで身につけた語順の感覚は、すこし訓練を怠ると、すぐに抜け落ちてしまいがちです。ですから高校の段階では、その感覚をルールとして、しっかりと頭に叩き込むことが必要になります。
本書は文法の学習と英文解釈の学習の両方の基礎となる、英語の文の普遍的な「語順のルール」をくりかえし確認する機会を与えることを目指して作られました。
- 英語には基本となる「一定の語順」がある
倒置や特殊な構文を例外とすれば、8割以上の英語の文には一定の語順があります。それは、以下の図のように表すことができます。
副詞 / S (Sの説明) V [動詞の語法] / 副詞 外置 .
- まず、主語(S)は文の最初の名詞であり、そして主語の前には副詞しか置けない。主語の次にはいつも動詞(V)が来るとは限らない。離れている場合には、主語を修飾する句や節が挟まれます。このようなシンプルなルールも、適切な例題を効果的な順序で練習する教材がなければ、なかなか習得は難しいものです。特殊な構文に学習の重点を置いた授業の前に、平凡な文の普遍的なルールを、理解を通して体感できる機会を設けることは、その後の英語力伸長のゆるがない土台となります。本書ではそれらを身につけてもらうための易しい練習問題を適切な順を追って学ぶ機会を提供するものです。
- 実際に手を動かして書いてみることで積極的学習を実現
説明を中心とする授業では受け身になりがちな学習を、本書を使えば、ルールを確認しながら書くことによって、積極的な学習に変えることができます。「どうしてこれが主語だと特定できるのか」「どうしてここで区切るのか」などを、お手本に示された説明で理解し、同じパターンを繰り返すことで定着を図ります。
- ノートにまとめる力をつける
情報を読みやすくノートにまとめる力は、英語に限らず、あらゆる科目の学習の基礎になります。授業でノートをとる力が不足している生徒が多くなり、こうした学習上の問題を解決することも大きな課題となっています。一文字一文字の大きさを工夫し、一目で情報が読みとれる上手なノート作りは、一定期間の訓練を必要とするものです。本書はそのような全科目に共通して勉強の土台となるノート作りの練習を提供する教材としてもご活用いただけます。
- 著者プロフィール
有賀直樹(ありが なおき)
青山学院大学・英米文学科卒。専攻は言語学・英語学。首都圏大手予備校で20年以上「基礎~東大対策クラス」まで指導し、これまでに数多くの受験生を志望校合格に導く。そのノウハウの集大成ともいえるのが、本教材『英文読解根底ルール20』である。
『英文読解の根底ルール20』構成
- UNIT-1 英語の基本的な語順
- UNIT-2 前置詞①(形容詞句になる場合)
- UNIT-3 前置詞②(副詞句になる場合)
- UNIT-4 日本語訳の組み立て方
- UNIT-5 等位接続詞(and・but・or)
- UNIT-6 従属接続詞
- UNIT-7 前置詞③(動詞の後に必須の場合)
- UNIT-8 不定詞①(3つの用法の識別)
- UNIT-9 不定詞②(真主語と副詞的用法の識別)
- UNIT-10 分詞(分詞の形容詞的用法)
- UNIT-11 SV1[前置詞+名詞(=前置詞句M)]
- UNIT-12 SV3[A 前置詞 B(=前置詞句M)]
- UNIT-13 SV3[that節](人を主語にする場合)
- UNIT-14 SV4OO(第4文型)
- UNIT-15 SV5OC(第5文型)
- UNIT-16 主格関係代名詞
- UNIT-17 目的格関係代名詞
- UNIT-18 目的格関係代名詞の省略
- UNIT-19 受動態
- UNIT-20 関係副詞
仕様
◆ A4版、2色刷り、84P
学習時期
無学年制ですので、学習学年は問いません。
内容見本
★《サンプル版》をご覧いただいたうえで、更なるご検討のために現物が必要だと思われる学校さまに《本刷見本》を随時送付させていただきます。下記より請求用紙をダウンロードいただき、小社までファックスください。
★教材のお申込みは下記より《教材申込書》をダウンロードいただき、小社までファックスください。
ご注意『書きえもん 英文読解の根底ルール20』はミネルバネオのオリジナル教材です。お問い合わせは、小社(FAX:06-6374-2010 又はmail:
)までお願いいたします。
㈱水王舎では取り扱っておりませんのでご注意ください。